【ヨーロッパ見聞録(16)】 教会+美術品+料理+オペラ+@=永遠の都ローマ! ⑦☆ - 2013年5月21日
みなさまこんにちは。SEIGHT石けんです)^o^(。
最近はずいぶんと気温も上がってきて、洗顔石けんでさっぱり&しっとりの気分になってきました。
今、SEIGHT石けんでは「オリーブ石けん」をおススメしているんですけど、この石けん、
抜群の洗浄力が特徴ということで「脂性肌・混合肌」の方をはじめ、どんな方にもぴったり!(^^)!
これから暑くなってきて、汗で肌がべたついてきたら、ぜひSEIGHT石けんですっきりさわやかに
なっていただきたいです<^!^>。
さて、今回はいよいよ「ローマ編」の最終回。しかも、イタリア編としてもいよいよ最後の回 ということで、
ローマで一番楽しみにしていた「オペラ」の様子をお伝えしますね。
イタリアを象徴する芸術といえば、「音楽」を忘れるわけにはいかないんですけど、
なんといっても「オペラ」は特別なもの。本場の雰囲気を、一度は体験したいと思っていました。
ヨーロッパでは、各都市に歌劇場(オペラハウス)がありますが、イタリアですと、ミラノの「スカラ座」を
筆頭に、ヴェネツィアの「フェニーチェ歌劇場」など、イタリア全土に、70を超える歌劇場が存在 してます。
そのなかでも、ローマの「ローマ歌劇場」(http://www.operaroma.it/)は、クオリティの高い演奏と、
優れた音響効果で知られています。
特に、2010年より、世界的な巨匠である「リッカルド・ムーティ」さんを音楽監督に迎え、さらなるレベルの
向上を目指しています。
私たちがローマに滞在していた日程、本当に運のいいことに、なんとこのムーティさんの指揮による
オペラの公演日であることがわかりました! これは是非観たい!! ということになり、
日本からチケットを手配しました。人気公演のため、なかなか大変でしたが、運よく席を抑えることができたんです~!
本場のオペラを見ることができる!! ということで、夕食のあと、大興奮で歌劇場に向かいます。
夜の8:30からということでしたが、30分前にはすでにかなりの人だかり。
マスカーニの『カヴァレリア・ルスティカーナ』やプッチーニの『トスカ』などを初演した、
由緒ある歌劇場ですが、建物は何度か改修が行われ、比較的新しい時代のものです。
本日の公演は、ヴェルディの『マクベス』です。 有名なシュイクスピアの戯曲が原作となっています。
将軍マクベスが、妻と謀って主君を暗殺して王位に就くものの、内面・外面の重圧に耐えきれず錯乱し、
暴政を行って王子らの復讐に倒れるというストーリー。
本日の指揮者は「リッカルド・ムーティ」さん。イタリアのみならず、世界中で人気のあるマエストロです。
70歳という年齢をまったく感じさせない指揮ぶり。明快な音楽解釈が、多くのファンから愛されています。
開場を待つ人々。近年は割とカジュアルになりましたが、ヨーロッパではオペラ観劇は高いステイタスを
持っていました。 公演を楽しみにしておられるのか、大勢の人が集まっていました。
劇場内に入ると、今まで見たこともない空間が広がります(>_<)!
ヨーロッパの歌劇場では典型的な「馬蹄形」と呼ばれる建築様式。四層のボックス席を持ち、
1600名の収容人数を誇る大劇場です。 これまで数々の名演奏がここで行われました。
見上げれば、美しい天井画! 最上階、いわゆる「天井桟敷」にも観客の姿が!
天井桟敷では、比較的安価でオペラを楽しむことができます。
ステージまで近づいて、ふと振り返った時のこの圧巻の光景!
なんて素晴らしいんでしょう! 夢にまで見たオペラ劇場! 感動の嵐です(*^。^*)!
私たちが座ったのは、右側、二階のボックス席。こんな良い席で観劇できるなんて、、、本当に感激でした。
一つのボックス席には6名まで同席できます。専用の入り口や控室などが各部屋に備わっています。
2階中央の貴賓席は、昔は王侯のみの使用でしたが、現在ではもちろん一般に解放されています。
それにしても、なんて贅沢な空間でしょう!
後日ご紹介する、パリのオペラ座(ガルニエ宮)のすさまじい室内装飾と比べたら、わりと簡素な印象はあります。 でも、それがかえって清楚な感じがしますし、音響も抜群でした。
ボックス席に座れる経験はめったにないと思うんですが、私たちの位置ですと、全体がよく見渡せて、
しかも舞台がよく見えます。
同席した現地の人々もとても気さくで、今日の終演時間を尋ねたら、廊下に張ってあるスケジュール表を
教えてくれました。イタリアの人はみなさんとても親切で、温かい方が多かったです。
こちらは本日の配役表。とっても立派ですが、そういえばこういったポスターは日本ではあまり見かけません。
休憩時間のロビーの様子。 シャンパンを片手に、みなさんゆっくりと談笑しています。
特にこの日は招待客が多く、社交的な雰囲気にあふれていました。
こうした空間の演出も、非日常の楽しさを感じさせてくれますよね!
休憩時間に見に行った、オーケストラピットの中の指揮台。 ムーティさんの指揮棒がっ(>_<)!!
こんなところにも、なんだか感動しちゃいます!
ところでこの日の公演は、2011年の夏に行われた「ザルツブルク音楽祭」での新演出ということで、
できたてほやほやの新しいプロダクションでした。
歌手、コーラス、オーケストラ、舞台美術、どれも素晴らしい内容で、感動の連続です!
Macbeth, Salzburger Festspiele 2011 (Silvia Lelli)
とくに素晴らしかったのが、マクベス夫人役のソプラノ歌手、「タチアナ・セルジャン」さんの美声!
劇場内いっぱいに広がる素晴らしい歌声が、この日一番の賞賛を集めました!
Tatiana Serjan/Lady-Macbeth-Salzburger-Festspiele2011 Silvia Lelli
こちらはフィナーレ後の様子。ふつう、カーテンコールが繰り返されて終わりますが、この日は特別。
カーテンが上がり、すべての劇場関係者が舞台に立ち、ムーティさんを迎えます。
関係者から祝福を受ける、ムーティさん。 ムーティさんの挨拶が20分近く(!)、続きましたが、
後で聞いた話によると、スペインの「アストゥリアス皇太子賞」の受賞を祝ってのものでは? と教えてくださる 方がいました。
会場全体でムーティさんを祝福する雰囲気があって、とても良かったです!
すべてが終了して劇場を後にしたときには、時計の針は0時を過ぎていました。
でも、素晴らしい演奏と美しい建物。めったに体験できないボックス席からの眺めなど、夢にまで見た
本場ヨーロッパでのオペラ観劇ができて、本当に良かったです!
イタリア最後の夜。体験興奮冷めやらぬ状態でホテルに帰りました。
「永遠の都ローマ」と題してお伝えしてきました、「ヨーロッパ見聞録」。
「教会+美術品+料理+オペラ+@」の「@」は、そこに流れる豊かな時間と、人々の情愛、美しいものに
感動する心であったようです。
私たちにとって、かけがえのないものを胸に抱きつつ、旅はいよいよフランス、パリへと向かいます!
※掲載の情報や画像は、2011年12月時点のものです。現在の状態や条件とは異なる場合もあります。
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